アシックス JET SPRINT(ジェットスプリント)評価レビュー

接地時間を最短にする高反発スパイク
 

ジェットスプリント(JET SPRINT)は桐生祥秀選手がモデルとなり有名になった短距離では人気のスパイクです。桐生祥秀選手がフラット接地を意識していることもあり、ソールの反りがほとんど無く、平らで、高い反発性を持つのがこのスパイクの特徴ですね!

 
                 

総合評価

定価価格
24,840円(税込)
統計
39/768
特徴
とにかく反発の強さを極めたスパイク。接地時間を極限まで短くする桐生祥秀モデル。重さ:片足148g(26cm)
軽さ
広さ
反発性
ソールの反り
グリップ性
商品詳細
・アッパー素材/合成繊維製/合成樹脂製/人工皮革BR
やや伸びやすい素材で裸足感覚のフィット感がある。

・ソール素材/合成底(ナイロン)
TOP10のスパイクの中では最も反発が強い。adidasのスパイクなどと同等の硬さ

・固定ピン/金属製(鉄)7mm×3
・取替ピン/金属製(鉄)8mm×3

・シューズ袋(中国製)、ハンドル(台湾製)付き
・重さ:片足26cm 148g
  • モデル

モデル

100m 桐生祥秀 日本記録保持者

   
  • 商品紹介

商品紹介

桐生祥秀選手の9秒台はこのスパイクによって達成されました。アシックスジェットスプリントです。無駄のないピン配置(ピン数はわずか片足6本のみ!)と凹凸のほとんどないソール(靴底)は、足の接地時に生まれる無駄を大幅にカットします。アッパーが裸足感覚のフィット感なので、驚きの軽さを生み出します。ソールの硬さも文句なし、大きな反発をもらえます。こりゃ9秒出せちゃうねと思わず思ってしまうスパイクです!

ジェットスプリントのアッパー

 

アッパーは全体的にタイト(少し細め)な印象です。足にしっかりとフィットして安定性をもたらします。 足幅が気になる選手でも、いつものサイズより0.5㎝上のものを履けばぴったりになるようなシューズです。

 

素材は全体的に薄く、軽いのが特徴です。生地はレインコートのような肌触りをしています。はき心地もよく、軽く柔らかくしっくりくるようなスパイクです。アッパーに関して言えば、誰が履いてもしっくりくるスパイクだと言えます。

ジェットスプリントのソール

アッパーについては文句なしだったのですが、ソールについては好き嫌いがはっきりするスパイクでもあります。

上の写真がジェットスプリントのソールです。一番の特徴は、他のスパイクと違ってソールが一枚の板のようになっているところです。一枚の板のようになっているので、当然曲がりずらいです。曲がりづらいため、足を設置してからしっかり乗り込むというよりも、設置した瞬間に弾くというような高度な技術が求められます。

もう一つの特徴は、ソールの反りがほとんどない部分です。上の写真はクロノインクスとの比較ですが、明らかに違いがあります。通常、角度のついているスパイクというのは、足の先端に近い部分で押し込むという動作をサポートしてくれますが、このスパイクには角度がないので設置してから押し込むというよりは押し込む前に弾くというような高度な技術が求められます。

ジェットスプリントの重さ

ジェットスプリントの重さは片足26cmで148gです。 ShoesPicksでの評価は⭐3で、アシックスサイバーブレード(150g)やナイキズームJAフライ3(145g)とほぼ同水準の重さです。

オールウェザートラック専用スパイクの中では標準な重さですね。 高反発×フラット接地のハマる選手は重さも気にせずジェットスプリントをオススメできます。
  • こんな人にオススメ!

こんな人にオススメ!

・100m選手 ・フラットに接地し反発をもらうのが上手い選手 ・接地が外側に逃げず安定している選手 スター選手モデルで人気のこのスパイクですが、走りのタイプと技術をかなり選びます。桐生選手が9秒台を出したスパイクなのにも関わらずこの順位という事からも、このスパイクの扱いづらさが分かります。ほかのスパイクと大きく違うのは傾斜がほとんどない部分です。接地をできるだけ短くするための工夫なのですが、踏み込みを全くアシストしてくれません。ですので反発を上手に受け取れるフラット走法の方にはおすすめです!バイクに自信のある筋力が備わった方でないと怪我する可能性も否めません。

走りタイプ別マッピング

ジェットスプリントは4スタンスでいうとB1タイプに特におすすめです。 常に重心が内側に意識が向いていて、接地がややフラットめ(母指球の下辺りにポイントを置いている)B1タイプは、ジェットスプリントのような以下のポイントを押さえているスパイクを選ぶといいです。

①ソールの角度が浅い

ジェットスプリントは他のスパイクに比べてソールの角度が浅いという特徴があります。 フラット接地の重心位置に自然に乗り込めるような角度になっています。 角度の深いソールだと、重心がやや前めにズレてしまい、足全体で反発を受け取る感覚を得られにくくなってしまいます。 また、ソールの角度が浅いことで、地面から得られる反発の角度が垂直方向に向くので、30m以降の加速には抜群な高反発をもたらすでしょう。 ジェットスプリントは日本で売っている陸上スパイクの中でもトップクラスでソールが深く、ShoesPicksではソールの反り評価⭐1です。フラット接地な選手にはおすすめです。

②ソールが硬く、高反発

ジェットスプリントはとにかく高反発です。 ShoesPicksの評価では⭐5をつけていて、クロノオニキスやクロノインクスに比べてもジェットスプリントのほうが高反発で最高評価です。 もしジェットスプリントより高反発なスパイクがあるのだとすれば、アディダスのプライムSP、アクセレーターくらいと思います。 高反発なソールは、接地して重心移動を感じることなくそのまま地面から離れるような走りに適しています。 内側重心で接地し、そのまま母指球に抜けていくin side in型の接地をする選手におすすめです。
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