1.身長反射を利用した走りとは? 2.身長反射を使えるようになるドリルドリル3<上級編> 3.まとめ
伸張反射を使えるようになるドリルシリーズ第3弾です!!なんと、今回が最終回となります!!!! 第三弾まで読み進めて頂いた方、いらっしゃいましたら本当にありがとうございます。 このシリーズも今回で一度幕を落とすことになります。今後また追加情報があれば書いていくつもりですので、その時はよろしくお願いいたします! というわけで、「伸張反射ってなんやねん?」となっているそこのあなた、まずは伸張反射を利用した走りについて、基本的な仕組みを学んでみてください!!以下の記事では、速く走るために必要な「伸張反射」という体の原理について、基本的なことが学べます!あなたの気づきに繋がること間違いなしです。 https://test.spike-hikaku.com/2019/10/25/howtonorikomikoshinoseru/ 続いて、この「伸張反射」を意識的に利用して走るために自分が独自に考えたのがこのシリーズです。第一弾と二弾を読んでいない方はいますぐ読んでみてください。そして、もちろん知ってるよ!となっているそこのあなたも是非是非振り返りに読んでいってくださいね!笑 https://test.spike-hikaku.com/2019/11/17/howtodoshintyouhansyatomakefastestman/ https://test.spike-hikaku.com/2019/12/01/howtodoshintyouhansyatomakefastestman2/ 宣伝が終わったところで、そろそろ本題に入っていきます!①伸張反射を利用した走りとは何か?
このシリーズでは「伸張反射」を利用した走りが非常に重要であるということを紹介しています。伸張反射とは、筋肉が引き伸ばされることによって、力を入れる意識をしなくても素早く筋肉が収縮する現象のことを言います。伸張反射を利用することで反発と伸展(URL)を活かした走りをすることが可能になり、ストライドとピッチを最大限高めることができます(反発と伸展)。 そのほかにも、「反射」という身体の仕組みを使うことで、無駄な力を使わずにトップスピードを維持したり、地面に素早く大きな力を伝えることが出来るようになったりします。②伸張反射を使った走りができるようになるドリルその3<上級編>
こんなメリットばかりある「伸張反射」ですが、体得するのは非常に長い時間とコツが必要になります。走りが「ハマった」「ハマってない」のほとんどの要因がこの伸張反射の精度に左右されています。どれだけ速いトップレベルの選手でもスランプにはまるように、この伸張反射の技術は非常に高度なものになります。 そんな難しい伸張反射ですが、ピッチやストライドを伸ばしタイムを速くするためには必ず抑えておきたい技術になります。ここからは伸張反射ができるようになるためのドリルについて解説していこうと思います。 今回は<上級編>です。①②の「基本編」「中級編」のなかで紹介した練習から、「伸張反射を利用した走り」の感覚を掴み初めてくれた方に読んでいただきたい内容となっております。 まだ少し「わかりにくい」と感じている方が読んでくれても全く問題ありません!ただし、まずは「基本的なドリル」をしっかりと理解し、実践してみてくださいね! 今までが「伸張反射を使えるようにするドリル」だったのに対し、今回は「伸張反射を鍛えるためのトレーニング」の紹介をいたします!「伸張反射をうまく利用するためにはどんな練習を行えばいいのか?」というものだったのに対し、今回は「伸張反射」がすでに使えることを前提に、「伸張反射のパワーをどう高めていくか?」「伸張反射の感覚をより研ぎ澄ますには何をすればいいのか?」などの内容を紹介していきたいと思います! まずはいつも通り超基本の振り返りから行きましょう。 これらの伸張反射ドリルを行うときは、必ず最初に「伸張反射ポーズ」を確認するようにしてください。 伸張反射ポーズの作り方(腰の高さとパワポジ作り)は、前回の記事にも書いてありますが、一度おさらいをしておきます。 伸張反射をうまく行うためにもっとも必要なこと、それは「伸張反射を最大限引き出すための姿勢」を覚えることです。まずはこの伸張反射をもっともうまく引き出すための「伸張反射ポーズ」をマスターするための練習を行います。この「伸張反射ポーズ」をマスターするだけで、ピッチ、ストライドを向上させることができます。
伸張反射を利用した高速クリーン
動画プレーヤー
今回まず紹介するのは、シャフトを使った高速スクワットです。 このスクワットをする時は、重さは15〜20kg程度のシャフトを用いて行います。 このスクワットのポイントは、とにかく速く!です。 上の動画の通り、ジャンプの練習?と思ってしまうほど反発と同時に重りをはね返します。見てると簡単そうですが、これが非常に難しいです。これだけ一瞬のあいだに、伸張反射と全身の力を使って重りを引き上げなければならないからです。 この高速スクワットを上手く行うためのイメージは、「伸張反射ポーズ」と全く同じです。骨盤を少し前傾し、足を半歩前に出します。腰を高く上げて腿裏、おしりの筋肉がじわーっと伸ばされたら準備完了です。 あとはこの基本ポジションをずらすこと無く、重りによって感じる重力を、腰を真上に引っ張りあげる感覚で跳ね返すイメージです! 00:00
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階段を使った伸張反射トレーニング
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次に紹介するのは階段を使った伸張反射トレーニングです。 00:00
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伸張反射を利用した片足ジャンプトレーニング
最後に紹介するのは伸張反射を使った片足ジャンプトレーニングです。この練習は、上記の高速クリーンと階段トレーニングを合算したような練習になります。この練習では単純に伸張反射の瞬発力を鍛えるトレーニングになるだけでなく、試合前など動きの修正にも使える非常に便利な練習です。 うまく走れている時の「感覚」について考えていきましょう。短距離長距離に関係なく、うまく走れる時は「弾んでいる感覚、ジャンプしている感覚、バウンディングのような感覚、脚が跳ねかえる感覚」、このような意見が多いのかなぁと思います(あくまで個人の実感値ですが・・・)。私自身もうまく走れている時はこのような感覚でした。 つまり、うまく走れている時は、短時間に大きな力を生み出せるフォーム/神経系の連動状態などの条件が満たされているという風に考えることもできます。このようなジャンプトレーニングを行う事で、その状態ができているのかどうかというのを簡易的に測ることができます。ですので、動きがずれてきたり、よりスピードを高めたい、伸張反射の瞬発力をあげたいなどの時にはこの練習を行っていただければと思います。 それでは解説に入っていきます。動画プレーヤー
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