①導入〜 タイムを伸ばすためには尻筋こそすべて【尻筋万能説】
まず大きくお尻全体を覆っている筋肉は、歩く際体を前に押し出す時に使われる大臀筋という筋肉です。中臀筋はお尻の横側に付いているものでまっすぐ立つため体をささえたり足を横に上がる際に使われる筋肉です。- 練習するポイントを効率よく絞りたい人
- お尻に意識はあまりないけど今の所速く走れてしまっている人
- ②お尻の筋肉がなぜ重要なのか メタファー解説
- ③お尻の筋肉がなぜ重要なのか 論文解説
- ④お尻を鍛えているTop選手の紹介
- ⑤まとめ
⑶希望の筋肉 お尻 についての解説
お尻。 それは人間が生まれてくる生命の出発地であり、生まれてから体を支える筋肉の根幹。そして人間の体の中において単体の筋肉としては一番大きな筋肉である大臀筋を司る部位。それが、お尻だ。 普段歩く時ですらかすかであるが無意識のうちに使われている大臀筋を、陸上競技経験者の諸君らは『お尻って鍛えたらめちゃ足速くなるんじゃね?』とお思いのはず。 あれだけ大きな筋肉であり、下半身裏側の根幹に位置しているからこそそこから生み出されるパワーはふくらはぎやハムストリングの比ではないんじゃないだろうか。 そうそこである一つの仮説が生まれる 「お尻の筋肉めちゃ鍛えたら足速くなる説」だ。 さらに今話題の美尻ブームは、お尻を鍛えることでお尻の筋肉が引き締まるだけでなく効率の良い走りができる。お尻をメインで使うことでふくらはぎなど足のその他の部分がメインで使われなくなり足全体がすらっと細長くなるスマート脚になることができる。 よってこの理論には2つもメリットがある。 ・お尻を鍛えて足が速くなる ・お尻を鍛えて美尻になり、スマート脚になる 美尻は余談だが、この記事では【お尻鍛えたら足が速くなるのでは?】を徹底議論し、 読者たちにお尻のトレーニングの一切の迷いを無くし、明日いや、今日からの徹底支援を目指すべく記事を書いていく。 それではレッツゴーお尻革命!②お尻の筋肉がなぜ重要なのか メタファー解説
▷メタファー① お尻は車でいうエンジン
皆さんは、うんと速い車に乗ったことがあるだろうか。映画やテレビで見たことくらいはあると思う。車のスピードの速さは何によって決まるのか、皆さんはご存知だろうか? それは、エンジンの大きさです。 積んでいるエンジンが大きくパワフルであればあるほど車は速く走る。 そのいい例が映画ワイルドスピード1、主人公の相方ドミニクの車である。 見てわかる通りとんでもなくでかくいかついエンジンですね。もはや車体には収まりきらず外に飛び出してしまっています。このエンジンを積んだドミニクの車はとにかく速い。その動画をご覧ください。▷メタファー② 専門家のみる お尻と走りの関係性
ニューヨークスポーツ医学のジョーダン・メツル博士によると、 『お尻(大臀筋)をエンジンだと思って欲しい。お尻は体を前に進ませたり、その他の筋肉群との相乗作用によって、より大きな強さとスピードを生み出している。』 と言っています。(参考:https://www.esquire.com/jp/menshealth/wellness/a28996012/what-are-glutes-biggest-muscles-hip/ メルツ博士のサイト https://news.hss.edu/dr-metzl-what-you-need-to-know-about-your-bodys-biggest-muscles/ スポーツ医学の専門家が臀部の筋肉はスピードを生み出すエンジンと言っていますね。③お尻の筋肉がなぜ重要なのか 論文解説
ここからは、実際にお尻の筋肉と足の速さにどれほど相関関係があるか解説していきます。 静岡県体育協会の論文によると、 「筋横断面積については女子では大腰筋、男子では大臀筋において、競技力が高い選手ほど大きい値を示し、100M走のベストタイムと相関関係があることを示した。」 と男子においての大臀筋の錦翁断面積、簡単にいうとお尻の太さと競技力の相関が見られたということがこの論文からわかります。男子においてはお尻の筋肉を鍛えて大きくすることは足の速さと関係があるということが判明しましたね。 (参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/trainings/23/2/23_153/_pdf 以上スポーツ医学の先生による論文から、速く走るためにお尻の筋肉がどれだけ重要かがわかりましたね。それでは次のパートでさらに説得力を上げるため、実際にお尻のトレーニングに注力している速い選手を紹介します。④お尻を鍛えているTOP選手の紹介
2011年世界陸上100m金メダリストであるジャマイカ出身のヨハンブレイク選手。 100m自己ベスト9秒69の記録を持つ。 お尻を意識するジャマイカ式のトレーニングで有名なように、ジャマイカの選手は豊富なお尻のトレーニングを行なっています。動画はこちら↓ 動画 元世界陸上100m金メダリスト ヨハンブレイクお尻トレーニング https://youtu.be/4sDMQyqNZi4 お尻を使ったジャンプ系やバーベルを用いたクリーン、スナッチ、スクワットなどが多く見られます。筆者も現役時代特に行なっていたのは重りを持ちお尻を使って真上にジャンプする練習です。絞られたようにお尻が痛くなったのを覚えています。 そのほかにもお尻を鍛えるトレーニングはあるので、Top選手の動画とともに別の記事で紹介します。 以上のことからも活躍しているトップ選手はもちろんのことしっかりとお尻を鍛えており実際に効果が出ていますね。また体の構造的にも最も筋肉量の多い部位であることから、お尻を鍛え使えるようにすることが最も効率的な練習であると言えます。 やはりお尻は走りにおいてのエンジンでしたね。ブンブン。⑤まとめ
- 走りにとってお尻は、車でいうエンジンである。
- より強力なエンジンで速く車が走るように、より強力なお尻であれば速く走れる。
- 男子において競技力が高い選手であればあるほで、お尻の筋肉面積が大きい。
- 結果を出しているトップ選手たちは、お尻をしっかり鍛えている。
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